当塾より武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科の総合型選抜で合格した受験生が制作した作品です。
W900mm×D200mm×H1100mm
三椏紙2.5匁 銅線 ピアノ線
三椏紙2.5匁 銅線 ピアノ線
葉は様々な形を検討したが、単純な卵型の形にすることにした。紙の専門店に行き、3000種類の紙の中から選んだ。初めはアルミ線を使用していたが、本来持つ土のような温かみを感じられなかったため、銅線に変更した。薄い和紙を二枚重ねた一枚の葉は、集まることで一つ一つが光を反射しあい、朝日を浴びると幻想的なものとなる。
小さく単純な形が幾つも重なり複雑な影を生み出す。いざ組み立ててみると葉の数が足りず、その美しい影を作ることができない。何度も足し加え、最終的には初めの予定の3倍ほどの500枚もの枚数になった。モビールは回り続けるよう、どこも重ならないようにバランスを取りながら配置するのが難しかった。
自然現象をプロダクトにするというのは思った以上に難しかった。自然や生き物は全て生きるために進化を重ね、洗練された無駄のない美しい形をしている。全てをコピーしても自然に勝とうとはならなく、不変のものだと感じてしまう。自然と私たち人間が作り出すプロダクトを折衷するために、デザインの力が必要なのだと、作品制作を重ねた今は思うことができる。
この作品を制作した当塾在籍生は、他に下記の作品も制作しています。