当塾より武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科の総合型選抜で合格した受験生が制作した作品です。
W185mm×D185mm×H225mm
アルミニウム 白熱電球
アルミニウム 白熱電球
アルミの面白いところは、そのままの状態と丹念に磨くことで、全く表情が違ったものになるところだ。ハンドバフ仕上げを行うと鈍く輝き、研磨剤で入り目に磨き、鏡を重ねることで水面のような光を反射させる。アルミは加工のしやすさや、熱伝導などの機能性から普段サッシや鍋の素材として使われる。しかし手を加えることで沢山の変化を遊ばせることに可能性を感じた。
叩いて柔らかい印象に変えたものも制作した。結果、アルミという人工的に生まれた金属を素素材としながらも、水に月が映り込んでいるような自然の景色すら持つ姿が、大きな印象転換を促すことができることができた。柔らく有機的な印象のものを柔らかな素材で作るのではなく、あえて人工的な硬いものを作ることは、一見新しい素材で作られるような強さを想起させ、とても面白いと感じた。
アルミの照明を作った時、叩いて歪んだアルミが反射した光が床にうつり、水に月が浮かんでいるような視覚的効果が表現されたこともとても新しい。いままで、自分の考えた通りの作品を実施していくことが制作のポイントだと思っていたが、偶然できた形や反射、きっかけをもらう効果等を作品に生かせば、これからのもっと多様かつおいしい現象を積極的に活用できると良いと考えるようになった。
この作品を制作した当塾在籍生は、他に下記の作品も制作しています。