合格者 参考作品集
当塾からの合格者の作品集(抜粋紹介)です。本ページの掲載作品の半分以上は、ほぼ初心者から受験対策を初め、最終的に質の高い作品制作ができるように成長した例です。指導効率の良い個別授業だからこ実現できる受験対策です。
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下記は、武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科に合格した受験生の書いた小論文作品です。
課題:
「映画館離れ」した人たちの声が散見される時代に「魅力ある映像」をどのように制作するのかについて、あなたの考えを自由に文章で書いてください。
「映画館離れ」した人たちの声が散見される時代に「魅力ある映像」をどのように制作するのかについて、あなたの考えを自由に文章で書いてください。
今の時代にわざわざ高いお金や長い時間を費やしてまで映画館に足を運んでもらうためには、「家のテレビではなく映画館のスクリーンで観賞しなければ意味がない」と思わせる力が必要となるだろう。
そこで私は、映画館離れが散見されるこの時代では、物語性などの内容面よりもビジュアルの完成度や音響、音楽などの形式面の魅力がより重視されるのではないかと考える。映画のストーリー自体は家で観ようが映画館で観ようが変わることはないが、緻密で美しい映像は巨大なスクリーンで観た方がよりその迫力を増すし、こだわりの音響や壮大な音楽も映画館のサラウンドスピーカーで聴いた方がはるかに感動的な体験となるからだ。映画を制作するにあたって、従来よりもさらに「映像」そのもの、そして「音」にこだわることが、この時代における魅力的な作品作りの大きな鍵であると私は考える。
そしてさらに、この時代の映画館の活路としてライブビューイングの重要性を示したい。ライブビューイングとは、コンサートやスポーツ、演劇などのライブ映像を各地の映画館で上映するイベントのことである。このライブビューイングで上映するライブ映像こそ、先に述べた「映像」そして「音」を売りにした映像作品なのではないだろうか。遠方に住んでいる人や抽選でチケットがとれなかった人も、気軽に臨場感溢れるコンサートを楽しむことができる。これがライブビューイングの魅力だ。
このコロナ禍において、アーティストのコンサートや演劇などの公演も有料配信という選択肢をとるのがもはや当たり前となった。ライブビューイングがもっと広まれば、普段あまり映画館に行かない、そもそも映画自体観ないという層も集客することができるだろう。そうやって映画館という場所がより人々にとって当たり前の場所になれば、遠のいていた足が戻ってくる日もそう遠くはないのではないだろうか。そして再び映画業界が盛り上がれば、先に述べたような形式面のクオリティにこだわった作品も、そこから少し外れたような作品も制作していける余裕が生まれる。映画の多様性を守ることができるのである。
そこで私は、映画館離れが散見されるこの時代では、物語性などの内容面よりもビジュアルの完成度や音響、音楽などの形式面の魅力がより重視されるのではないかと考える。映画のストーリー自体は家で観ようが映画館で観ようが変わることはないが、緻密で美しい映像は巨大なスクリーンで観た方がよりその迫力を増すし、こだわりの音響や壮大な音楽も映画館のサラウンドスピーカーで聴いた方がはるかに感動的な体験となるからだ。映画を制作するにあたって、従来よりもさらに「映像」そのもの、そして「音」にこだわることが、この時代における魅力的な作品作りの大きな鍵であると私は考える。
そしてさらに、この時代の映画館の活路としてライブビューイングの重要性を示したい。ライブビューイングとは、コンサートやスポーツ、演劇などのライブ映像を各地の映画館で上映するイベントのことである。このライブビューイングで上映するライブ映像こそ、先に述べた「映像」そして「音」を売りにした映像作品なのではないだろうか。遠方に住んでいる人や抽選でチケットがとれなかった人も、気軽に臨場感溢れるコンサートを楽しむことができる。これがライブビューイングの魅力だ。
このコロナ禍において、アーティストのコンサートや演劇などの公演も有料配信という選択肢をとるのがもはや当たり前となった。ライブビューイングがもっと広まれば、普段あまり映画館に行かない、そもそも映画自体観ないという層も集客することができるだろう。そうやって映画館という場所がより人々にとって当たり前の場所になれば、遠のいていた足が戻ってくる日もそう遠くはないのではないだろうか。そして再び映画業界が盛り上がれば、先に述べたような形式面のクオリティにこだわった作品も、そこから少し外れたような作品も制作していける余裕が生まれる。映画の多様性を守ることができるのである。
コロナ禍以後劇的に変化してしまった社会状況を踏まえながら、映像の未来を真剣に考えることができる内容となっています。
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