![美大入試 受験対策 基礎デザイン学科 情報デザイン学科 映像学科 芸術文化学科 芸術学科 空間演出デザイン学科 環境デザイン学科 建築学科 デザイン情報学科 メディア表現領域 グラフィックデザイン学科等](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjq1hsCd374OhX-sfP9cZZjdXmzVgTEV9QG-G59nvEgGgXl6No8dYIPFB2tqo3XtOJHPRGOzCr7IgGTCwH8YGqURBYCJF9uVmFmvtdQM7aYTtr-uzgRq6DfLgiGytycLi2us7Suew2VK2b82yDEI-wOYOWPNhAwSaTHQ_LbjUrVWqHyCwFCIEgb3FVv/s16000/mirror-2021-08-30-21-27-08-utc.jpg)
合格者 参考作品集
当塾からの合格者の作品集(抜粋紹介)です。本ページの掲載作品の半分以上は、ほぼ初心者から受験対策を初め、最終的に質の高い作品制作ができるように成長した例です。指導効率の良い個別授業だからこ実現できる受験対策です。
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下記は、武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科に合格した受験生の書いた小論文作品です。
課題:
「鏡」というテーマで文章を書いてください。
「鏡」というテーマで文章を書いてください。
鏡に映り込む世界は、現実だがどこか非現実に感じる。
一枚の鏡。そこには私の後ろに広がる世界が前に見える。そこの境にいるのがちょうど自分だ。向き合う私は私をじっと見つめる。その瞳は鏡の汚れでくすんでいた。現実の私とは違う姿。だから非現実に感じる。しかし、それは本当の自分を見せつけられているような気もした。
向かい合わせの鏡。お互いに移り合う、だからどこまでも同じ世界が繰り返されている。閉じ込められているような気分だ。自分と向き合い、自分の背中を見つめ、自分が何人もいて、扉が何重にもある。何が本物かわからなくなる。遊園地の脱出ゲームで、四方が鏡になっている空間があった。そこに鉄の棒が何本もあり、檻に閉じ込められているような構成になっている。一本だけゴム製になっていてそこから脱出できる。しかし、鏡によってもう自分がいる空間がわけわからなくなった。そこである映画を思い出した。ダイバージェントだ。鏡張りの部屋に少女が閉じ込められるシーンがあった。そして壁からトラが入ってくる。しかし鏡張りのせいでトラがどこにいるのか混乱してわからなくなってくる。恐怖と不安を感じる空間だ。それを思い出した私は、たとえ遊園地の脱出ゲームとはいえ、脱出できたと思っても鏡の壁に当たるし、ゴム製の柵は見つからないしでひどい不安に襲われた。しかし、そんな時に上を見た。その遊園地の部屋は天井まで鏡ばりではなかった。だから、鏡がどのように配置して私の周りにあるかがわかってしまった。それに気づけばあとは簡単だった。ちょっとのひらめきで不安が一気になくなった。
しかし、鏡ばりの世界は恐怖や不安ばかりではない。電飾なんかを上からたらせば、たったそれだけでも鏡同士が写しあってキラキラ光る空間を作り出す。草間彌生の作品にもそのような空間があった。そこは不安なんかより癒しを感じた。
鏡の中で目が会うことがある。私から見ると自分の姿はないが、相手の位置から見ると私がいる。現実と映し出された平面の世界でのアイコンタクト。不思議だ。しかし、鏡の相手に話しかけるのはどこか気が引けた。光沢がり、平面上の鏡は冷たく感じる。どこか寂しかった。
一枚の鏡。そこには私の後ろに広がる世界が前に見える。そこの境にいるのがちょうど自分だ。向き合う私は私をじっと見つめる。その瞳は鏡の汚れでくすんでいた。現実の私とは違う姿。だから非現実に感じる。しかし、それは本当の自分を見せつけられているような気もした。
向かい合わせの鏡。お互いに移り合う、だからどこまでも同じ世界が繰り返されている。閉じ込められているような気分だ。自分と向き合い、自分の背中を見つめ、自分が何人もいて、扉が何重にもある。何が本物かわからなくなる。遊園地の脱出ゲームで、四方が鏡になっている空間があった。そこに鉄の棒が何本もあり、檻に閉じ込められているような構成になっている。一本だけゴム製になっていてそこから脱出できる。しかし、鏡によってもう自分がいる空間がわけわからなくなった。そこである映画を思い出した。ダイバージェントだ。鏡張りの部屋に少女が閉じ込められるシーンがあった。そして壁からトラが入ってくる。しかし鏡張りのせいでトラがどこにいるのか混乱してわからなくなってくる。恐怖と不安を感じる空間だ。それを思い出した私は、たとえ遊園地の脱出ゲームとはいえ、脱出できたと思っても鏡の壁に当たるし、ゴム製の柵は見つからないしでひどい不安に襲われた。しかし、そんな時に上を見た。その遊園地の部屋は天井まで鏡ばりではなかった。だから、鏡がどのように配置して私の周りにあるかがわかってしまった。それに気づけばあとは簡単だった。ちょっとのひらめきで不安が一気になくなった。
しかし、鏡ばりの世界は恐怖や不安ばかりではない。電飾なんかを上からたらせば、たったそれだけでも鏡同士が写しあってキラキラ光る空間を作り出す。草間彌生の作品にもそのような空間があった。そこは不安なんかより癒しを感じた。
鏡の中で目が会うことがある。私から見ると自分の姿はないが、相手の位置から見ると私がいる。現実と映し出された平面の世界でのアイコンタクト。不思議だ。しかし、鏡の相手に話しかけるのはどこか気が引けた。光沢がり、平面上の鏡は冷たく感じる。どこか寂しかった。
映像的センスのある内容で文章を展開することができています。なお、日常的にあるモチーフから発想して小論文を書くやり方は、映像系学科で典型的な出題方法となっています。
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