武蔵野美術大学 油絵学科 編入試験 合格者作品。様々なモチーフが配置された描写の中に、子供のような無邪気な感性と、エキゾチックでプリミティブな感性の双方を感じさせる秀作です。
はじまりの城
515×346㎜
色鉛筆、コピック
どんな道も、頂点に行くためには一歩ずつ階段を登るしかない。その時のステージごとに、見える景色も困難も異なる。時には城の外のものが羨ましく思えることもある。しかし困難を困難と捉えるか、好奇心を抱けるかで見える景色は変わる。この城は人それぞれ今なお歩んでいる道や、自分のいる業界、所属しているコミュニティなどを表している。その外にいる人を見て、羨ましく思ったりすることもあるが、城を問題だらけと見るか、美しいと観るか、楽しそうと観るかは本人の気持ち次第であるということをテーマにした。
当初は異なる世界をつなぐ橋が主役の構想になっていたが、橋の先にあるものまで映したいと映像制作のようにカメラをパーンアップさせる感覚で上に続く絵を考えた。その結果、頭に浮かんだものが大きな城であり最終的に主役となった。現在の自分の立場や表現の世界に飛び込みたての自分自身が感じていることを城と外側の景色に例えた。また、マリウッツエッシャーの描く城のように、ただ美しい城ではなく、実際に歩み進めるには障害の多い城を描こうと考えた。
515×346㎜
色鉛筆、コピック
どんな道も、頂点に行くためには一歩ずつ階段を登るしかない。その時のステージごとに、見える景色も困難も異なる。時には城の外のものが羨ましく思えることもある。しかし困難を困難と捉えるか、好奇心を抱けるかで見える景色は変わる。この城は人それぞれ今なお歩んでいる道や、自分のいる業界、所属しているコミュニティなどを表している。その外にいる人を見て、羨ましく思ったりすることもあるが、城を問題だらけと見るか、美しいと観るか、楽しそうと観るかは本人の気持ち次第であるということをテーマにした。
当初は異なる世界をつなぐ橋が主役の構想になっていたが、橋の先にあるものまで映したいと映像制作のようにカメラをパーンアップさせる感覚で上に続く絵を考えた。その結果、頭に浮かんだものが大きな城であり最終的に主役となった。現在の自分の立場や表現の世界に飛び込みたての自分自身が感じていることを城と外側の景色に例えた。また、マリウッツエッシャーの描く城のように、ただ美しい城ではなく、実際に歩み進めるには障害の多い城を描こうと考えた。
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