当塾より武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科の総合型選抜で合格した受験生が制作した作品です。
W48cm×D10cm×H10cm 座H5cm
ヒノキ、木工用ボンド、アロンアルファ耐衝撃
ヒノキ、木工用ボンド、アロンアルファ耐衝撃
建築家のパトリック・シューマッハが定義している。パラメトリックデザインに注目し、流れを表現するために様々な形を組み合わせて制作するのではなく、一つの形に向き合ってデザインに挑戦した作品です。
公園のベンチでもよく使用される「木材」に注目し、木材だから魅せれる木々のグラデーションを作り公共の場に設置するため人々の緊張感をなくす角がない「円柱」の木材を構成し制作しています。
わずかなズレが物体の動きを止めるので、ちょうど10cmになるように紙ヤスリを使いヤスリをかけて制作。完成した作品の奥にある地道で繊細な作業が本作品の完成度を劇的に高めています。
完成形は木々の滑らかな動きを表現することに成功しましたが、実は、自立しにくく実用的なベンチとしてのバランス感に改善点があります。デザイン力と設計力の重要さを制作者はこの作品から学びとることができました。
この作品を制作した当塾在籍生は、他に下記の作品も制作しています。