当塾より武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科の総合型選抜で合格した受験生が制作した作品です。
W22cm×D22cm×H22cm
ビニル平行コード、電球
ビニル平行コード、電球
制作したのは、京都出身の受験生。実家の部屋にあった竹工芸で作られた編み目の隙間から竹の色と電気の色が共鳴した、なんとも言えない温かみのある光が空間を包みこ電気器具に興味を持ち、本作品を制作しました。
竹工芸の手法を活用し、竹の代わりに一般的に入手が容易なビニル平行コードを素材として使用して、物理的に空間の雰囲気を変えることができるランプという形態で機械的な新鮮さを生み出すことができています。
単に球体に立ち上げるのではなく幾何学的要素も取り入れるため、竹工芸の中でも底が6角形の竹かごの編み方である「麻の葉崩し」の編み方で本作品を制作しました。
ビニル平行コードは竹と性質が異なります。竹とは違う異素材で制作することによって、新鮮さがある仕上がりになりました。
この作品を制作した当塾在籍生は、他に下記の作品も制作しています。