多摩美術大学 情報デザイン学科メディア芸術コース 帰国生入試 の合格者作品。
受験生について
中学生の時から長期の海外留学をしている日本人帰国性の作品です。海外生活が長いために日本の美大受験の事情等がわからない状態からの受験対策開始でしたが、在籍していた海外の高校の授業内で制作する作品をうまく受験で活用できるように誘導し、入試日が近づいた頃には数多くの優れた作品を高校生活の中で制作することができていました。
受験対策について
帰国生入試・総合型選抜（推薦入試）での受験を狙っていたため、受験生自身の高いアート生を養う必要がありました。海外在住だったため、全ての受験対策当塾のスカイプのオンライン授業で実施。オンライン授業だけで出願した志望校全てに合格することができました。
作品について
我々が普段鑑賞している絵画は乾いた絵具によって構成されていますが、これは、乾かないままの生々しい絵具によるビジュアル表現。写真をうまく活用した優れた現代アート作品です。一般的な美大予備校で受験対策しているだけの受験生からは出てこないような、優れた発想から生まれたミクストメディアの現代アート作品です。
講評
この作品は受験生自身の肌に絵具を置いて写真撮影したものです。作品の描画画面そのものは、洗い流されてしまえば消えてしまいますが、それをカメラで写真撮影することで生々しさと共に捉え、それを作品制作のコンセプトとしてうまく活かすことができています。浮かんでは消えていく刹那的な現代生を象徴するような優れたコンセプトのアート作品です。
