美大受験 参考作品 芸術学系 小論文

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小論文 芸術学系(文章読解)

与えられた文章を読み、「芸術は様々な文化の壁を打ち崩すことができるのだろうか?」という観点からあなたの考えを論述しなさい。(注:著作権の関係上、文章の掲載いたしません)
 芸術は文化の壁を打ち崩すことが可能である。

 しかし、文化の壁を打ち崩した結果は、本当に芸術の役割として求められることなのであろうか。文中の各国の庭の例は、「芸術は普遍的な言語である」という言葉に通ずる。庭という形式は、自然に見えても、人間が区画を定め、その中で人工的に植物や石、オブジェなどを配置する、一定の方向性に向かう芸術であることには変わりはない。こうした、異なる文化に通ずる要素=普遍であり、各々の民族が宗教観、価値観、地理、気候に沿った文化を形成する。これは、各々の文化が独自に進化してきた証拠なのだ。

 「文化の壁を壊す」という行為は、その環境などの差異を考慮せず、価値観をすべてを均一化してしまうことになってしまう。価値観の均一化、そして芸術作品の評価にある基準が定められてしまうと、本来素晴らしいはずの芸術作品も評価されずに消え去ってしまう可能性があるのだ。

 絵画は画壇に入ったり、有名な賞に入賞することが最高の評価なのであろうか。そうではない。自分と全く違う生き方をし、異なる価値観を持った人間が定めた評価基準で素晴らしいと認められたものを、果たして自分の価値観で素晴らしいと思えるのだろうか。そうではない人は必ず存在する。

 現代では人々が認識するより、文化やコミュニティは、より細分化されている。趣味や嗜好という面においても、異なる趣味や嗜好をもつ人を、もはや「異文化」と定義しても良いだろう。そうした傾向のある中で文化の壁を壊してしまうことは、芸術の持つべき役割ではない。

 例えば、文化の壁が障壁となる場合にこそ芸術の役割が果たされる。文化の壁とはその文化自体が有しているものではなく、その文化の外部の人間、異文化の人間によって作られている。見慣れぬ生活習慣、宗教観、肌の色や体つきを持った人間を容易に受け入れることは、大抵の人間にとっては難しい。それこそが文化の打ち崩すべき壁である。

 全人類に共通するもの、それは感性である。人間が否応なく感じてしまうもの故に、例え異文化の中にいても共感を得ることが容易になるのだ。勿論、完全な文化同士の融合はできないのだが、相性の良いものが合わさり新たな表現が産まれることもある。そして表現の多様性が産まれる。

 感覚を共有するという点では芸術は力を発揮することができる。人間の原始の感情を共有する事が、異文化への先入観を消す第一歩である。しかし、文化の壁は芸術における様々な表現の多様性を保持するという点では、必ずなくてはならないものだ。

 人間を細胞とすると、文化はそれによって構成される生き物である。淘汰されることがあっても、無理やりに壁を壊されて均一化されることがあってはならないのである。
「武蔵野美術大学 芸術文化学科」「多摩美術大学 芸術学科」編入学試験合格者が受験対策として制作した文章読解系小論文です。アートと社会・文化に対する観察眼と問題意識が明確で、例示や表現力(比喩)もわかりやすく、かなり説得力のある文章となっています。
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