
建築系の受験対策で行う、的確な建築分析の力を身につけるための建築研究のプレゼンテーション資料の参考作品です。的確な建築鑑賞のポイントを知り、入試前に他の受験生を圧倒する建築分析力を身につけることを当塾では重視します。
ニチロイ現代美術館
Museu de Arte Contenporanea Niteroi
設計:
オスカー・ニーマイヤー
地面に伸びるレッドカーペット
地面から伸びるレッドカーペットのような道が、曲線を描きながら美術館の中に吸い込まれていく。真っ白な壁面に潤色の赤が、リオデジャネイロの強い日差しによく映える。
白にあえて目立つ赤を大胆に入れることで、入り口までの経路が一眼でわかる。日本でいう門があり、飛び石があり、玄関へと続く道のような感覚である。
特徴的なのは、曲線の道を歩くと途中でクネクネと曲がるので、近くに行くまで入口が見えない作りになっていたり、美術館本体の見える角度が変わったりしているところ。
どこまで続くかというワクワク感があったり、建物の鑑賞もでき、入る前から私たちを楽しませてくれる。
宇宙船のような形
株を細く保つことで、上の本体が軽く、浮いているように見える。地元では愛称で「宇宙船」と呼ばれているほどだ。これはただ美しいだけでなく海の強い波風に適した造りである。
一見、下部分が不安定に見えるが、株面積が少ない分受ける抵抗も少なくなる。さらに下部をセットバックしているため、波の到達が少ない。
全体として円形をしているので直線で構成される建物より、風を受け流すことができる。
機能も美しさも備えた形といえる。
円形の建物
内部は円形のため、入り口からどのギャラリーにも入れるようになっており、平等である。
360度張り巡らされた水平連続窓によって周りの景色が一望できる。それらが空間にリズムを作り、内部が均一な色や素材ながらも奥行きが出る。
さらに全体的に壁が斜め下に向いていることで、リオデジャネイロの強い日差しを遮る軒の役割を果たしつつ、綺麗な海を楽しむことができる。
Museu de Arte Contenporanea Niteroi
設計:
オスカー・ニーマイヤー
地面に伸びるレッドカーペット
地面から伸びるレッドカーペットのような道が、曲線を描きながら美術館の中に吸い込まれていく。真っ白な壁面に潤色の赤が、リオデジャネイロの強い日差しによく映える。
白にあえて目立つ赤を大胆に入れることで、入り口までの経路が一眼でわかる。日本でいう門があり、飛び石があり、玄関へと続く道のような感覚である。
特徴的なのは、曲線の道を歩くと途中でクネクネと曲がるので、近くに行くまで入口が見えない作りになっていたり、美術館本体の見える角度が変わったりしているところ。
どこまで続くかというワクワク感があったり、建物の鑑賞もでき、入る前から私たちを楽しませてくれる。
宇宙船のような形
株を細く保つことで、上の本体が軽く、浮いているように見える。地元では愛称で「宇宙船」と呼ばれているほどだ。これはただ美しいだけでなく海の強い波風に適した造りである。
一見、下部分が不安定に見えるが、株面積が少ない分受ける抵抗も少なくなる。さらに下部をセットバックしているため、波の到達が少ない。
全体として円形をしているので直線で構成される建物より、風を受け流すことができる。
機能も美しさも備えた形といえる。
円形の建物
内部は円形のため、入り口からどのギャラリーにも入れるようになっており、平等である。
360度張り巡らされた水平連続窓によって周りの景色が一望できる。それらが空間にリズムを作り、内部が均一な色や素材ながらも奥行きが出る。
さらに全体的に壁が斜め下に向いていることで、リオデジャネイロの強い日差しを遮る軒の役割を果たしつつ、綺麗な海を楽しむことができる。
建築研究のプレゼンテーション資料は、他に下記の内容も掲載しています。