どんどん増える大学入学者

さて、それではまた文部科学省が公開している統計データに基づいた話に戻りましょう。今度は、「大学入学者」の数が1960年から2016年までどのように推移しているのかを確認します。注目すべきポイントがある年代に絞ってみてみましょう。
まずは、統計を取り始めた1960年。この頃の大学入学者は「16万人」となっています。「18歳人口 統計グラフ」では、この年の18歳人口は200万人程度(現在よりも80万人多い=20年前と同じような状況)。つまり、大学進学率はたったの「8%」しかありませんでした。いわば、18歳人口の上位10%以上だけ、本当のエリートだけが大学に進学していた状態だといえます。この後、大学進学率は10年くらいかけて急上昇します。
次に、1970年あたり。このあたりになると、大学へ進学する人口が1960年時点よりも倍増し、33万人が大学に進学しています。この時の18歳人口は、195万人。18歳人口自体は1960年時点の200万人とさほど変わりないので、単純に1960年よりも「大学に入学しやすくなった」と言えると思います。この時点での大学入学者は、18歳人口の上位20%ということになります。この後、大学進学率は10年くらいかけてさらに上昇します。
さて、次は1980年当たり。この頃の大学入学者は「41万人」です。この頃には18歳人口は以前よりも減少し、160万人ほどとなっています。しかし、大学進学率という意味では、1970年のころよりさらに入学しやすくなっており、大学進学率は約25%ほど、つまり「4人に1人」が大学に入学できていることになります。そしてこの後、大学進学率は30年以上かけてさらにゆるやかに上昇していくのです。
現時点で統計が判明している最新年は、2015年。この年の大学入学者は、62万人です。18歳人口は以前よりもかなり減少し、120万人ほどとなっています。つまり、大学進学率という意味では、過去のどの時点でも入学しやすくなっており、18歳人口の約半分50%が大学に入学できているということなのです。
これが、この記事執筆時点2016年時点の現状です。なお、大学に入学しやすくなった理由は、日本人のレベルが上がったからではありません。単純に、「大学の数が増えた」「大学の学部数が増えた」ことが理由です。この傾向は美大にもそのまま当てはまっています。「美大受験は2浪・3浪当たり前」「難し過ぎて合格するのは絶対に無理」という美大受験の古いイメージ(概ね1980年代に作られたイメージです)は、この30年ほどで完全に崩れ去ってしまったのです。

保護者の心構え2
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