長期の対策が一番効果的
私は、総合型選抜(推薦入試)での美大受験を全ての美大受験生に積極的にお勧めしています。しかし、少々気をつけてほしいことがあります。それは、高校3年生の年度始めから(できれば高校2年生のうちに)、しっかりと継続的な受験対策をして合格してほしい、ということです。
上の図は、実力の伸び方グラフです。実力がある受験生でも、遅くとも夏休み中には対策を始めないと、合格を狙うことが難しくなります。美大受験は実力勝負なので、実力がない受験生は、遅くとも5月には受験対策を始めないと合格はとても難しい状態です。
「しっかり美大受験対策してきた学生」と「美大受験対策を怠った受験生」の間には大きな差があります。しっかりと受験対策を行い、高い実力と向上心・他の学生にはない発想力がある受験生は実力がどんどん高くなり、高く評価されて合格しやすくなるのです。
個性と独創性、そして実力は、努力した期間の長さと充実度に比例します。つまり、教授に評価され、積極的に将来性を開拓される学生は、受験生の段階から努力を怠らなかった学生だといえるのです。