
アートの世界は、独創性と想像力を重視する世界です。
従来人間だけが行ってきた文化的な活動が、コンピューターやロボットによって置き換わりつつあるの現代の特徴です。インターネットの急速な普及により、様々な情報が即座に共有化され、独創性を保つことも難しくなってきています。
将来、そのような傾向はもっと顕著になっていくでしょう。だからこそ、皆さんが独創性と想像力を重視するアートの世界を目指し、その入り口ともなりうる美大受験を経験しておく大きな価値を生じてきます。
歴史的にみて、「少ないもの」にこそ、大きな価値が与えられてきました。「金(ゴールド)」の価値が高いのは、貴金属という言葉の通り、この地球上に存在する割合が少ないからです。
大リーグで活躍する野球選手イチローが大リーグで莫大な年俸を提示されて在籍し続けているのも、他の野球選手がとてもできないような独創的・個性的なプレーができることを高く評価され、大きな価値を見出されているからです。
美大受験を目指す受験生の皆さんは、受験対策の過程で「独創性」と「想像力」を大きく増幅させていくことになります。出題される様々な課題は、皆さんに枠を嵌めるためにあるのではなく、皆さんを大きく成長させるためにあるのです。
マンツーマンの対話を中心とした授業では、授業中の講師はひとりの受験生の方々の独創性と想像力に集中して指導をすることになります。他の受験生の対応で気を散らす必要がないからこそ、受験生の実力を急速に伸ばしていくことができます。
「独創性」と「想像力」を増幅するのに一番効果的なのは、「感動(=心を動かす)」ことです。心が動いた時には普通では考えられないような力を発揮することができるのは、人間が持つとても素晴らしい特徴です。
独創的で斬新な最先端のアート情報。その他、現在開発中のテクノロジーや、日本国内にとどまらない積極的な外国のアート・デザイン情報の収集。皆さんは、指導中に提示される数多くの情報にきっと心を動かしていくことでしょう。
そしてそれらのたくさんの情報から皆さんはヒントを得て、様々な「楽しいもの」「面白いもの」を作り出していくことになります。入試日までにそのような状態を実現できれば、美大への合格はもうすぐそこになってきます。