正確な入試傾向を把握するために7年間の累計データを1枚のグラフにしました。センター試験については、入試形式の変化があり正確なデータがとれないので、統計の対象外としてあります。
芸術文化人気が急上昇。映像・デ情も上昇傾向
映像学科・デザイン情報学科・芸術文化学科ともに、近年志願倍率が上昇傾向にあります。この理由の一つは、センター試験枠の募集人数が増え、一般入試枠の募集人数が減っていることにあります。これは、実は美大受験生には厳しい条件となるのです。
武蔵野美術大学の英語・国語のレベルは、センター試験よりもだいぶ低い傾向にあります。センター試験は東大・早稲田・慶應などの高い偏差値の大学を狙う受験生も受験することから、武蔵美の英語・国語よりもとても難しく、受験対策もハイレベルなのです。
当塾で受験対策をする受験生の中に、早稲田・慶應の併願先としてセンター試験で武蔵美・多摩美を受験する方が何人もいます。つまり、センター入試の美大受験生のライバルは、早稲田・慶應レベルのハイレベルな頭の良さを持つ受験生となっているのです。
美大受験生が合格しやすいのは、間違いなく「一般入試」の方です。映像系を受験しようとする受験生は、実技試験の対策と並行して、必ず英語・国語の受験対策を継続的に行ってください。映像系学科は、実技だけができても合格できない学科なのです。