![美大入試 受験対策 基礎デザイン学科 情報デザイン学科 映像学科 芸術文化学科 芸術学科 空間演出デザイン学科 環境デザイン学科 建築学科 デザイン情報学科 メディア表現領域 グラフィックデザイン学科等](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgTgPK8lOzIxosO_HTVW3y_mu4Z39inKRLhWJ_SERj7WEzf6wcdnsvvfNvZ4VyCsKv90b1sN9a8OPkwQmR20XnKOnX84JHNrs4ZWE5YFFemKlx1ZxW_UqT_UYeUK9WOkPCVEcgAvu0jSvTsFH8T7IcYUiijndhEGsUG8xjEtcIiD7hiT_PCSqcYc9Ln/s16000/colorful-beads-and-working-tool-2021-08-26-15-51-16-utc.jpg)
誰でも「特別」になれる
「推薦入試(現総合型選抜)は、特別な入試です。だから、総合型選抜で合格した受験生は特別なはず。当大学に合格し入学した後に、あなたは他の学生達にどんな良い影響を与えられるでしょうか?」
これは、武蔵野美術大学の推薦入試である教授の方がおっしゃた言葉だそうです。
「特別」になる、というと構えてしまうかもしれません。しかし、どんな人間にも「個性」があり、その人自身が持っている可能性を伸ばしていけば「特別」になれるというのが、私の長年の美大受験指導の中での実感です。
デッサンをやればすぐわかることなのですが、同じモチーフを描いていても視点が1mmズレてしまうだけで、見えてくるものが大きく変わってきてしまいます。
デッサンは、そもそもが「紙と鉛筆の粉」で作られたものにすぎません。「紙と鉛筆の粉」の物質的価値は、おそらくは数十円です。しかし、それを組み合わせて作り出されたものが非常にクリエイティブで「特別」な、大きな価値を持つものになっているのです。
![vinciadorat1.jpg](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXMCdexAofQ7FywDMpmv-RJmy8ldh4AttEn8r_KA3q-CC0Fv7uyziIIlmNqTjTUG3vF8-0sTsbbKB2CTmcEiM0fS7c-hE9DCSrPBTC557aFBH13t7Agvn63AaQReZHoUvTqj_4uvqxBy4/s1600/vinciadorat1.jpg)
レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサン。このデッサンの価値は天文学的なものです。数千万円、あるいは億の単位の値がつくかもしれません。たった数十円の物質的価値しか持っていない「紙と鉛筆の粉」から、信じられないほどの大きな価値が「芸術」によって生み出されるのです。
だからこそ、美大受験生の皆さんも自分のどこが「特別」なのかを試す価値があります。デッサンは上手でなくても、発想力が優れているかもしれないし、色彩構成のテクニックはなくても、斬新な構図を見つけ出せるかもしれないのです。
そういう幅広く、様々なやり方で挑戦できる可能性を秘めているのが、総合型選抜です。自分が得意なもの、好きなもの、それが見つけ出せている受験生は、まずは総合型選抜で受験してみることがオススメです。
現時点で自分の得意なものが見つけられていない受験生も、問題はありません。個別授業では、先生がそれを見つけ出す役割となります。マンツーマンの対話形式で授業が進んでいくので、先生が生徒の性格や個性を把握しやすいのです。
そして、自分の個性や独創性に気づくことができれば、そこからは飛躍的な実力アップが見込まれます。一人ひとりの個性にあった受験対策がモチベーションを高く保ち、吸収力を大きくアップさせることができるのです。