一般入試とは違うところ
帰国生入試で合格する受験生と、一般入試(例年2月に実施)で合格する受験生とは全く別のタイプです。帰国生入試で合格しやすいのは、「現時点ではっきりと将来のイメージが出来上がっており、自分自身のプレゼンテーションがしっかりできる受験生」です。
それに対して、一般入試で合格しやすいのは、「英語・国語・デッサン・専門実技(平面構成など)の4種類の科目でまんべんなく平均以上の点数が取れる受験生」です。試験科目もテクニック重視となり、総じて浪人生が有利になる傾向があります。
よって「帰国生入試で合格する受験生=一般入試で合格する受験生」ではありません。なお一般入試で実技に点をつける際は、不正入学防止のため名前を伏せて点数をつけます。だから、帰国生入試が不合格でも一般入試の点数が悪くなるということはありません。
よって、帰国生入試における合格のポイントは一般入試の合格・不合格とは関係ないといえます。だからこそ、普段の自主的な作品制作を含め、個性と経歴を生かすための受験対策を出願まで継続的に行い、ポートフォリオや面接での好印象を狙う必要があります。