
武蔵美の英語(全科共通)
英語と国語に関しては、武蔵野美術大学の全ての科を受ける際に必要です。美術大学だからといって学科の勉強をおろそかにしていると、合格が難しくなってしまいます。
総じて見ると、学科の点数が高得点だったことが幸いして合格する受験生も多いです。浪人する受験生は、実技の実力があっても、英語力/国語の力不足で不合格になる例が多いので、気をつけましょう。
武蔵野美術大学の学科試験は、英語も国語も極めてオーソドックスな形式の問題が出題されます。対策はしやすいように考えてしまいますが、独特の出題の仕方をしている場合が多く、取れるはずの点数が取れない受験生は多いです。
四択問題、並べ替え問題、和訳問題、英作文問題共に、よけいな表現や難しい言い回しを覚えているよりも、基本的な用法や出題のパターンを知っていることの方が得点に結びつきやすいといえます。
- 長文問題:入試問題の中でも大きな配点を占める。長めの長文が1問。近年は使用されている単語が簡単な傾向があるが、長文内容自体は難解な場合がある。
- 和訳問題:長文の中に3問〜5問程度。部分点あり。単語が簡単だと錯覚するが、帰国生など英会話の長期経験がないと訳しづらいクセのある出題が多い。
- 四択問題:高校3年までの文法力があれば解答できるが、得点するには受験テクニックが必須。武蔵美独特の出題傾向がわからないと騙される問題も多い。
- 穴埋め問題:基本的な文法力や熟語力を聞いてくる問題。
- 会話文問題(発音問題):内容自体は簡単だが、英会話の対策をしていない人にとっては辛い。配点は低いが、1点の差で合格/不合格が決まるのが受験なので、ちゃんと得点しておきたい。
- 英作文問題:出題の内容は非常に基本的だが、配点は高い。出題された日本語から、大学受験に必要不可欠な熟語や構文を想像できるかどうかが勝負。