学科小論文(全科共通)
小論文(国語の試験内で出題)
与えられたテーマで文章を書く。
与えられたテーマで文章を書く。
多摩美術大学では、一般入試の学科試験:国語で必ず小論文が出題されます。90分の試験時感の中で2問の現代文を読み、その他に400字前後の小論文を書くことが求められています。
現代文との時間配分が大切
現代文の内容や問題数の少なさから考えて、「30分で現代文を解いて、残り60分で400字の小論文を書く」というのが、現実的なやりかたです。小論文の対策を怠っている受験生は多い傾向にあるので、しっかりと時間をかけて内容の濃い小論文が書けることは、合格への大きな足がかりとなります。
小論文の内容は、ここ10年ほどは、一貫して「与えられたテーマに関して書く」ことが要求されています。20年以上前は「与えられた文章を読解し、それに基づいて文章を書く」ことが求められていましたが、近年ではほぼ全く出題されなくなっています。
多摩美小論文=自己表現!
文章は「表現」のひとつとして扱われるため、一般大学受験用の「国語の小論文」の書き方では、評価が低くなってしまいます。多摩美術大学が「美術大学」であることを明確に意識し、「表現」としての文章を書けるようになっておくことが、他の受験生と大きく差をつけて安定して合格することにつながります。
どの科を受験するにせよ、文章表現能力が、多摩美術大学に入学する際に大きく関わってくることを、常に念頭において受験対策をする必要があります。「多摩美の小論文」を甘く見ている受験生が多いからこそ、しっかりと対策する価値はあるというものです。
美大受験生の中でも、「多摩美の小論文」を非常に甘く考えて受験しようとする受験生が多いのが現実です。しかし、私の経験的にいって、しっかりと多摩美の小論文の対策を受けてから受験した受験生と、多摩美の小論文の対策を全くしない(あるいは、間違った対策方法で対策した)受験生では、その点数に10点〜30点の差が出てきます。
多摩美の小論文は、いわゆる一般大の小論文とは、全く違います。毎年、数多くの受験生がそれを勘違いして、不合格になってしまっている現実があることを、受験生は忘れないようにしてほしいと思います。