環境デザイン学科 鉛筆デッサン
鉛筆デッサン
設置されたモチーフを含んだ室内全体をデッサンする。
設置されたモチーフを含んだ室内全体をデッサンする。
多摩美術大学 環境デザイン学科の鉛筆デッサンは、他学科のデッサンの多くとは異なり、大学の教室内をそのままデッサンする「室内デッサン」となります。実際の試験では受験生が室内にはいますが、その場にいる人は描く必要がありません。
描く室内は、そのまま試験会場でもあります。試験会場には様々なモチーフ(物体)が置かれたり積まれたりしており、それを含めて室内全体を画面内に描いていくというやり方です。
試験会場に置かれているモチーフは、そのままの状態を描くのではなく、置かれたものが積まれている状態を「想定」して描く場合もあります。この場合は、頭の中でモチーフを組み合わせ、地面に置いてある状態を想像して描くことが必要になります。
環境デザイン学科は建築系や空間デザイン系の研究をする学科なので、デッサンで求められているのは、空間に関するデッサン力と、物理的な構造・構成の造形力です。普段から室内や構造物のデッサンを積み重ねておくことが重要です。