ヴィジュアルデザイン専攻 面接
女子美術大学のヴィジュアルデザイン専攻の編入学試験は、鉛筆デッサンと面接により合否が決定されます。鉛筆デッサンはいわゆる美大受験の対策をされてきた方であればそれほど難しいものではないと思いますが、問題となってくるのは、「面接」です。
現状の美大受験では、ビジュアルデザイン(グラフィックデザイン)に一方的に人気が偏る傾向にあります。学部入試の時点での競争率の高さからスキルの高い受験生が合格する傾向にあるので、実力のない学生をわざわざ編入学試験で合格させる必要がないのです。
また、「とにかく大学に行ければよい」と考える受験生が増えた結果、不本意な学科に入学してしまった後、後悔して人気のビジュアルデザイン(グラフィックデザイン)の分野を編入学で目指す、という例がとても増え、競争率が高くなっているのです。
つまり、デッサン力はあって当たり前。そこで大きく差がつかない分、持参作品の制作のコンセプトとクオリティの高さ、そしてそれを明確に伝えることのできる面接でのプレゼンテーション力の高さがとても大きな意味を持ってくるのです。
グループワークやクライアントとのコミュニケーションが必須になるデザインの世界では、作品コンセプトの明確化とプレゼンテーション能力の高さは大きな評価事項です。編入学試験を受験する前に、しっかりと受験対策をして合格の確率を高めておくことをお勧めします。