芸術学科 鉛筆デッサン
鉛筆デッサン
配布されたモチーフを組み合わせてデッサンし、文章で表現する。
配布されたモチーフを組み合わせてデッサンし、文章で表現する。
多摩美術大学 芸術学科の鉛筆デッサンは、デッサン自体は与えられたモチーフを組み合わせてデッサンする「静物デッサン」ですが、それを文章で表現することが求められているところが他学科で出題されるデッサンとは大きく異なっています。
文章で表現するといっても、学科小論文(国語の入試問題内)で出題されているような世界観や文章力・表現力が求められるようなものとは違い、デッサン自体を分析的に描写することが重要となります。これは、実際に受験対策をしてみないとなかなかコツがつかめないでしょう。
芸術学科は様々な芸術分野を観察・分析しながらその社会的意義を考えたり、キュレーションを行うことを研究する学科です。このことから、自分自身の描いたデッサンを「芸術の専門家の視点」で描写することが求められているのです。
ですから、ただたんに「どこに何がある」といったような文章では評価は低くなってしまいます。普段から様々な芸術作品について観察・分析を行い、芸術表現の世界でどのような視点が評価のポイントとなっているかを把握しておくことが合格の秘訣です。