建築学科 提出論文
武蔵美術大学の建築学科の編入学試験は、出願書類、論文またはポートフォリオの提出と試験当日の面接により合否が決定されます。
論文を提出する場合に気をつける必要があるのが、美術大学で高い評価を受ける「論文」の傾向が、いわゆる一般大学で求められるような「論文」とは、大きく異なっているということです。
建築についての研究やデータ集めは論文を制作するために必要不可欠なことなのはもちろんですが、美大で評価されるのは、あくまでも「クリエイティブ」。研究やデータ集めはあくまでも土台で、その上に学生自身の個性や独創性を積み上げられることが重要です。
一般大学にも建築学科は存在しています。そんな中で、なぜ「美大」の中に存在する建築学科への編入学を狙おうとしているのか、その意味を考え、答えを見つけることが合格への何よりの早道となります。
クリエイティブな論文を書くセンスは、スポーツや音楽のセンスと同じく、長期間の修練によって養われるものです。できるだけ受験対策の期間を長く取り、専門家のアドバイスを受けながらより合格を確実なものにしていくことをお勧めします。