小論文(全学科共通)
多摩美術大学の3年次編入学試験では、どの学科を受験する時にも、共通課題として小論文が出題されています。
小論文の出題内容は、ほぼ一貫して「与えられたテーマについて800字で文章を書く」という内容となっています。出題されているテーマは様々ですが、自分の志望する学科の内容に応じた解釈や視点で文章が書けていることが、高得点を取るための大きな要素となっています。
多摩美術大学で出題されている小論文は、「進路変更」に近い形で専門分野を変更しようとするのが3年次編入学試験なのですから、新たに目指そうとしている分野に関連する発想力や思考力の確かさを判断するためのものです。
つまり、3年次編入学試験で出題される全学科共通小論文は、あくまでも実技試験の一環と捉え、専門的な対策をしておいた方が望ましいのです。
このことから、小論文の受験対策をしっかりとやった受験生と、そうでない受験生では合格の確率に大きく差が出てきます。
美術系の小論文とは中学や高校で学んでいる「作文」「小論文」とは大きく傾向が異なります。「進路変更」をして新しい分野を目指そうとしているからこそ、自分自身の意見や考え方を明確に文章で述べることができるのが、合格するために当たり前の条件と見なされている、と考えましょう。
当塾の受験対策では、受験生ご自身が「編入」という形で「進路変更」をするにあたり、それまでの経験で培ったものをしっかりと文章の中に生かし、これから入学しようとする大学/学科での学習・研究に意欲的に取り組む姿勢を文章でアピールするための受験対策を行います。
近年、編入学試験の受験生がかなり増えています。安易な気持ちで編入・転科という「進路変更」をしていないかどうかを大学側は疑ってかかってくるので、しっかりと小論文の受験対策を行い、編入・転科先学科への適性を証明するように心がけましょう。