武蔵美の国語(全科共通)
小論文とは異なり、英語と国語に関しては、武蔵野美術大学の全ての科を受ける際に必要です。
美術大学だからといって学科の勉強をおろそかにしないようにしましょう。特に国語は、時間切れで全ての問題を解答できない受験生が多く、しっかりと受験対策をしておくことをお勧めします。
武蔵野美術大学の学科試験は、英語も国語も1つ1つの問題は極めてオーソドックスな問題のように見えますが、出題の仕方が独特のため、手こずる受験生が多いです。毎日欠かさずに適切な学習を行うことで、合格に必要な実力をつけましょう。
特に国語の場合は、高校生までの常用漢字や熟語・語彙を覚えることは、かなり効果的。ただし、それ以外の読解問題で手こずる受験生が多く、そこで時間切れとなってしまう傾向にあります。
武蔵野美術大学の国語試験の出題内容(現代文)
- 現代文読解問題:近代以前の古典に関連した内容の現代文が出題されます。全ての設問は現代文読解問題の中の設問として出題されます。
- 漢字書取問題:毎年必ず出題されます。書取が5問、読みが5問、計10問。1問は3点なので、漢字問題だけで30点はとれることになります。範囲は高校生までの常用漢字の範囲内に限定。
- 語彙問題:現代文と古文に関する語彙問題が毎年数多く出題されます。ほとんどは本文を読まずに解けてしまう知識問題です。四字熟語に関する問題なども出題される傾向にあります。
- 記述問題:文章の中の特定の語句を言い換えている場所を探す問題。武蔵美の国語で、一番難しいのはこの問題です。配点も高く、独特の手法で出題されているので、しっかりと対策しておく必要があります。
武蔵野美術大学の古文・漢文・文学史
- 古典文法問題:古文自体が出題されることはありませんが、古典文法はまれに出題されます。用言の活用形に関する設問が毎年3問程度。用言の活用形規則の基本をある程度覚えておけば大丈夫。係り結びなども含め、代表的な活用の規則は必ず把握しましょう。
- 漢文問題:基本的には出題されることがなく、対策の必要はありません。
- 文学史問題:出題は2問程度。基本的な部分を覚えれば、十分対策できます。作品名と作品ジャンル、筆者、時代程度を覚えておけば十分。覚える量も多くないので、しっかり対策するのが望ましいでしょう。