基礎デザイン学科 提出論文
武蔵美術大学の基礎デザイン学科の編入学試験は、出願書類、論文またはポートフォリオの提出と試験当日の小論文・面接により合否が決定されます。
論文の提出といっても、一般大学の論文のように調べ物をしてデータを並べて研究論文とするようなやり方は、美大での評価は低くなります。実力勝負の美大では、評価の基準となるのはあくまでも「クリエイティブ」であるかどうかなのです。
基礎デザイン学科はデザインの研究を土台にして新しいデザインの方向性を創り出すことを研究対象とする学科です。デザインのデータ集めが重要視されているように見えますが、一番大事な部分は「新しく創り出すこと」なのです。
新しく創り出すためには、データ研究に加えて、「独創性」「個性」が何よりも大切になってきます。独自の考え、独自の個性、独自の感性。それらを提出する論文の中でしっかりと見せていくことが、より確実な合格へと導いていきます。
クリエイティブな論文を書くセンスは、スポーツや音楽のセンスと同じく、長期間の修練によって養われるものです。できるだけ受験対策の期間を長く取り、専門家のアドバイスを受けながらより合格を確実なものにしていくことをお勧めします。
