大学院入試は1年間に受験する受験生の数が少ないので、正確な入試傾向を把握するために7年間の累計データを1枚のグラフにしました。また、明確な傾向の違いがある「デザイン系(視覚伝達・工芸工業・空間演出・建築・基礎デ)」「ファイン系(日本画・油絵・版画・彫刻)」「映像系(映像・写真)」「理論系(造形理論・芸術文化)」の4つのカテゴリーにグラフを分け、表示しています。
映像系が突出した増加の傾向。これが時代の波。
グラフに現れている通り、映像系学科の合格倍率が突出した増加傾向にあります。また、デザイン系も数年単位での増加傾向があり、これは数年前の学部入試の傾向(現在の大学院受験学年が学部入試を受験した時の傾向)がそのまま反映された形となっています。
映像系学科の合格倍率が急に上がったのは、主に映像表現・映像テクノロジー面での技術革新がここ数年で顕著になったことが大きいのではないでしょうか。プロジェクション・マッピングやAR/VRなど、この数年の技術革新のトレンドは明らかに映像にあります。
また、3Dプリンターは、20年近く前にAdobe Illustrator や Photoshop がデザイン業界にもたらした以上の衝撃を、プロダクトデザインや空間演出デザインの世界に与えています。映像テクノロジーと3Dプリント技術の活用で、大きく表現の世界は広がるのです。
当塾では何年も前から、十数年後の未来に活躍できるような将来性の高い美大生を育てるために、積極的にサイエンス・テクノロジー系の最新情報を活用しています。他では真似できない時代性・将来性の高い大学院受験対策です。是非お問い合わせください。