2010-2016年の多摩美推薦入試のデータを集計しました。緑色の折れ線グラフが志願者数、赤色の折れ線グラフが合格者人数を表しています。
推薦入試の傾向は大きく変わると考えましょう
多摩美は2017年度入試より、今まで5つの学科のみで実施していた推薦入試を全14学科に拡大することを決定しています。今まで実施されていたのはいわゆる不人気学科が中心だったので、推薦入試の様相は大きく変わることが予想されます。
基本的には、推薦入試での志願倍率・合格率の学科別の割合は一般入試に準ずるものになる可能性が高いでしょう。もしそうならば、デザイン系学科に受験者が集中し、志願倍率が高くなるでしょう。
その一方で、2016年に世間を騒がせた「オリンピックロゴマーク問題」で染み付いた多摩美術大学の「悪いイメージ」が、受験することを控えさせ、受験者が減る可能性もあります。「多摩美は受けさせたくない」というのは、特に保護者の方がそうお考えのようです。
つまり、2017年度の多摩美の推薦入試がどのようになるかは、全く予測がつかない状態なのです。「〜していれば大丈夫」という甘い考えはとても危険です。一般入試用の対策では歯が立ちませんので、当塾で実施している推薦入試専門の受験対策をお勧めします。