2010-2016年の7年分の武蔵美帰国生入試のデータを集計しました。帰国生入試枠で志願する受験生の数は7年間を通じて毎年15〜20名前後となっています。
不合格者が多いのは、間違った学科選択も一つの原因
武蔵野美術大学よりも多摩美術大学の受験者の方が若干多いのですが、これは「グラフィックデザイン学科」が圧倒的な人気があり、より多くの受験生が出願をしているからだといえます。ちなみにこれは、一般入試を含めた美大受験全体としての傾向です。
「グラフィックデザイン」という言葉に惹かれている高校生は多いようです。中には、美大予備校の先生に進められるままに、将来のことをよく考えずにとりあえず「グラフィックデザイン」と名前がつく学科を受験する受験生もいます。
進路相談でよく話を聞いてみると、例えば「映像」「メディア芸術」などを志望するべき受験生が、よく調べもせずにグラフィックデザイン学科を志願する例がとても多いです。当然、このような受験生は志望動機や面接の内容が芳しくなく、合格はできません。
美大受験の帰国生入試で一番大切なのは、「自分が将来何をやりたいか」です。それを見誤って学科選択を誤り、合格できない受験生が増えているのは大変残念な傾向です。当塾は9月末まで無料で進路相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。