大学院入試は1年間に受験する受験生の数が少ないので、正確な入試傾向を把握するために7年間の累計データを1枚のグラフにしました。明確な傾向の違いがある「デザイン系(グラフィック・プロダクト・テキスタイル・環境・情報・コミュニケーション)」「ファイン系(日本画・油絵・版画・彫刻)」「工芸系(陶・ガラス・金属)」「芸術学」の4つのカテゴリーにグラフを分け、表示しています。
デザイン系の倍率は年ごとに大きく異なり、上昇傾向。
多摩美術大学の場合、特にデザイン系学科の合格倍率の変化が大きく年ごとに異なる傾向にあります。基本的には上昇傾向ですが、2011-2013年にかけて合格倍率が減少した過去もあり、年度ごとの合格倍率は非常に読みづらい傾向にあります。
デザイン系学科の倍率は、社会・経済の情勢に大きく影響を受ける可能性があります。美術業界の中の事情だけでなく、就職のしやすさや景気の良さ、そういった全体的な社会情勢要素でも大きく事情が変わってきます(過去、いわゆる「就職氷河期」もそうでした)。
さらに、業界のトレンドも大きく変化します。スマホ等デジタルガジェット普及により、デザインの目指す方向性が変わりかけています。作品制作にコンピューターを介在させるのが主流となり、それらの流れに応じて学生の目指す方向性も変わってきているのです。
当塾では何年も前から、十数年後の未来に活躍できるような将来性の高い美大生を育てるために、積極的にサイエンス・テクノロジー系の最新情報を活用しています。他では真似できない時代性・将来性の高い大学院受験対策です。是非お問い合わせください。