2010-2016年の多摩美推薦入試のデータを集計し、推薦入試での合格者が顕著に増えている学科に色付けをしています。2016年度までは「版画」「彫刻」「芸術学」「工芸」「演劇舞踊」の5つの学科のみの実施だったので、グラフには他の学科が反映されていません。
推薦入試枠の人数は増加傾向。2017年度からは全科実施へ
一般入試と推薦入試の大きな違いは、推薦入試が「受験生ひとりひとりをしっかり判断する」入試形式だというところです。それに対して、一般入試は、名前を伏せて採点し、英語・国語・小論文の点数を機械的に合算するので、受験生の個性が反映しにくいのです。
私は20年近く美大受験の世界で指導をしてきていますが、画一化された入試問題では実力が計れない受験生がとても増えていることを実感します。例えば、一切デッサンをやったことがなくても、絵が上手な受験生はとても増えてきています。
インターネットの普及により、優れたビジュアルアートがネット上に溢れています。また、高価な絵の具を使用せずともタブレット等で気軽に絵が描けるので、「デッサン」のような旧来のやり方以外でも突出した能力を磨くことが可能な時代といえるでしょう。
そのような自由な表現方法で合格する可能性があるのが、美大の推薦入試です。今まで自由な発想で作品制作をしてきた受験生こそ、推薦入試での合格を狙いましょう。まずはお問い合わせください。