帰国生入試は1年間に受験する受験生の数が少ないので、正確な入試傾向を把握するために7年間の累計データを1枚のグラフにしました。
本気で合格を狙うなら、事前の受験対策は必須
美大の帰国生入試の合格率は、どの分野の学科を受験するかで大きく異なってきます。油絵・版画・基礎デザイン・デザイン情報は合格率はそれなりに高く、日本画・視覚伝達デザイン学科は極端に合格率が低い状態です。その他の学科は、合格率は概ね50%程度。
帰国生入試は「特別入試」のひとつです。特別な実力・能力を持つ受験生を、特別扱いして合格させるのが本来のあり方。帰国生入試で合格したいのであれば、志望学科に入学するのにふさわしい美術の実力を磨いておく必要があります。
帰国生入試が不合格の場合は、「他の受験生と同じ条件(一般入試)で受験してください」と意思表示されたということになります。帰国生入試が不合格でも一般入試の受験は可能なので、実力のない受験生をわざわざ帰国生入試で合格させる理由がないのです。
美術の実力以外もとても重要です。過去に帰国生入試で合格できた受験生は、「志望動機が明確」「自分の個性と独創性をアピールできる」の条件を満たした受験生だけです。これが、当塾で志望動機や作品制作の独創性を重視した受験指導を行う理由です。