当塾では、受験生の皆さんにお支払い頂いた授業料の一部分を、優れた発想で文化・社会に貢献するデザイン・テクノロジーやプロジェクトを支援するという形で社会還元をさせて頂いております。
今回は、「伝統サポーターズ」という日本の伝統工芸クラウドファンディングを通じて、友禅型彫り職人・西村武志さんへの支援をいたしました。
西村さんは、京都の友禅彫刻専門店の後継として生まれたそうですが、工業高校で建築の勉強をされていたそうです。在学中から家業を手伝っており、高校卒業後は家業である友禅彫刻職人の道を目指されることを決意されたそうです。
私自身は友禅には特に縁がなかったのですが、友禅などの「型紙」には興味を持っていました。
昔集団指導の美大予備校に所属していた時に、英語や国語のテキストの表紙のデザインをしたことがありました。その時に、参考資料として着物の文様の型紙を使用したのですが、小刀一本で表現されている世界の緻密さと表現のアイデアに非常に感動しました。
当塾の教室には、自動カッティングマシーンの「スキャンカット」があります。非常に便利な機械ですが、職人さんが掘った型紙の現物を見れば一目瞭然。機械では実現できない領域の表現が存在していることがよくわかります。
詳細は、伝統サポーターズの友禅型彫り職人・西村武志さんのページをご覧ください。