当塾は個別指導のメリットを活かす指導方針をとっているので、受験生の成績が伸びやすく、長期で美大受験を対策された方の合格率はかなり高くなります。
下記は、期間別に合格率を表記したものです。
新年度始めからの入塾生
新年度始め(4月)より受験対策して第一志望に合格した方は、第一志望合格率・志望校合格率共に90%以上となっております。少数精鋭、1対1の個別指導で先生と受験生が密にコミュニケーションをとって確実に実力アップし、自信を持って受験をすることができたからこその結果です。
高合格率は毎年のことです。しかし、たとえ新年度始めからの受験対策であったとしても、不十分な指導回数で「第一志望合格」を出すことはかなり難しいです。
合格された方たちは全員、講師のアドバイスに基づき、受験する大学・学部の難易度と受験対策するべき科目数に応じて概ね週1回〜3回ペースの十分な回数で指導を受講しています。長期間に渡る受験対策でもモチベーションが下がったり油断することなく、しっかりと対策を重ねることができました。
合格された方の特徴
- 授業をしっかり受講し続けた。
- 自主制作作品を意欲的に制作していた。
合格できなかった方の特徴
- 自主制作作品を作らなかった。
- 試験本番で課題違反や大失敗をした。
途中入塾生(3〜6ヶ月の受験対策)
「第一志望合格率」は80%程度。武蔵美・多摩美の受験生全体の合格率は平均すると25%〜30%ですので、受験対策をした受験生は平均合格率の2〜3倍程度の確率で合格することができていることになります。
第一志望へ合格できなかった原因は「油断」です。3〜4ヶ月目くらいというのは、ダレてきやすい時期で、「課題をやってこない」「キャンセルが多くなる」が増えてきます。また、それが受験生のスランプに結びつく場合も多く、そこが入試期間と重なってしまうと、試験本番で失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。
なお、第二志望で併願した学校へは85%以上と、こちらもかなりの高確率で合格できています。つまり、「第一志望へは行けない場合もあるが、進路先は高確率で確定している」という状態です。
合格された方の特徴
- 入試日までに十分な受験対策期間を取っており、講師のアドバイスを基に、受験する大学・学部の難易度と受験対策するべき科目数につき十分な指導回数をとっている。
- 授業のキャンセルがほとんどなく、意欲的・積極的に課題と作品制作をこなしてきた。
- 特別入試の場合、出願数ヶ月以上前よりお問い合わせいただいており、積極的に「出願書類」「研究計画書」「面接」の対策を実施することができた。
合格できなかった方の特徴
- 入試日までに十分な受験対策期間を取らなかった。
- 講師のアドバイスを聞き入れず、受験する大学・学部の難易度と受験対策するべき科目数につき十分な指導回数を実施しなかった。
- 授業のキャンセルが多い、課題をちゃんとやってこないことが目立つ、などの美大受験対策への意欲やモチベーションに欠けている部分があった。
- 出願直前や出願後に問い合わせがあり、積極的な「出願書類」「研究計画書」「面接」の対策が実施できなかった(特別入試の場合)。
途中入塾生(1〜3ヶ月の受験対策)
「第一志望合格率」「志望校合格率」共に70%程度。武蔵美・多摩美の受験生全体の合格率は平均すると25%〜30%ですので、それでも平均合格率の2倍以上の確率で合格することができていることになります。
第一志望の大学と第二志望以下の大学の双方に合格できなくなる(進学先が決まらない)可能性がありますが、それでもまだ高い合格率です。受験対策期間が1ヶ月〜3ヶ月(出願直前より受験対策開始)しかないというのは、かなり高いリスクを抱えた受験のやり方だといえますが、やり方次第では十分合格が狙えます。ただし、「合格する受験生」と「合格できなかった受験生」の間の差がとても大きいです。
第一志望に合格された方全員が危機感を持って受験対策に取り組んでいました。余裕を持って受験対策をしてこなかったことを反省し、それを授業回数を多くすることでカバーして積極的・意欲的に受験対策に取り組むことのできた方は、3ヶ月以上の受験対策期間をとった方と同様に実力アップし、第一志望への合格が実現しています。
合格された方の特徴
- 入試日まで少なくとも週2回程度、あるいは合計10〜20回程度の授業を受講し、短期間の間でも積極的・集中的に美大受験対策を行って実力アップを図った。
- 受験生ご自身の健康管理をしっかり行い、体調不良による欠席や授業のキャンセルがほぼ全くなかった。
途中入塾生(1ヶ月未満の受験対策)
受験対策期間を十分取らなかった方の合格率は、著しく低く、30%程度なります。特に、受験直前期に慌てて対策を始めた方については、高合格率を誇る個別指導であっても、合格に十分な実力をつけることがなかなか難しいといえます。しかし、それでも、合格される方はいらっしゃいます。
合格された方の特徴
- 入試日までほぼ毎日(週3〜5回)個別指導を受講し、短期間の間でも積極的・集中的に美大受験対策を行い、実力アップを図った。
- 受験生ご自身の健康管理をしっかり行い、体調不良による欠席や授業のキャンセルがほぼ全くなかった。
なお、「受験対策期間が1ヶ月以内」という方は、「完全な美大受験初心者」で「授業回数5回」以下の方が大多数でした。残念ながら合格できなかったのは、短期間で連続・集中的に授業回数を多くとって急速な実力アップをしなければならなかったのに、それをやらなかった方達ばかりです。
「指導回数5回」というのは、全くの初心者が「美大受験のスタートライン」に並ぶための、最低限必要な指導回数です。受験直前に対策を開始するのであれば、少なくとも「5回以上(理想的には10回以上)」の授業回数で短期集中的にしっかりと意欲的に受験対策を行うようにしましょう。
美大受験対策についてのアドバイス
とにかく、少しでも長く美大受験対策の期間を取り、1日でも早くお問い合わせ・お申し込みを頂くようにお願いいたします。
美大受験は実力勝負の世界ですので、スポーツや楽器の演奏をすることと同じようにお考えください。スポーツも楽器の演奏も、長くやっている人が特に有利になる世界です。新年度・新学期である4月から美大受験対策を始め、長期・継続的な受験対策を実施することは、美大合格の可能性を高く安定して保つためには必要なことです。対策を始める時期が遅くなればなるほど、合格がどんどん遠ざかっていくとお考えください。