「基礎」デザインとは、専門教育の前段階としての基礎訓練(=初歩的なデザイン)を意味するものではありません。現代社会にはデザインは欠かせない重要な要素で、日常生活に直結しているアートです。このことから、専門性の枠を超えて、デザインの専門性を社会変革に即して柔軟に捉え直し、各専門領域の本質的な部分を絶えず掘り起こしていく、というのが基礎デザイン学科の特徴です。デザインの企画、計画、研究、教育、評論など、幅広いフィールドで活躍する人材を厚め、常にデザインの新たな課題を発見し、それを社会的な活動を通して表現することのできる、新しい型の職業人を育成しています。
入試では素材/記号・図版等が提示され、そこから様々なイメージを導き出した上で、与えられたテーマについて論じることが要求されます。記号/図版をきっかけにしてイメージを膨らませる想像力と、与えられたテーマから逸脱することなく文章をまとめる能力が必要です。「素材/記号/図版+テーマ→イメージ→論理構築」の流れをスムーズに作り出すことに慣れることが重要です。なお、2011年度入試からは小論文のみではなく、感覚テストに夜入試に
なお、2011年度入試からは小論文のみではなく、感覚テストによる試験に入試内容が変化することが、既に決定しています。今までの小論文の傾向に加え、鉛筆による描画(デッサン)が文章作成に絡めた形で出題されるものと予想されます。以下に掲載しているのは、昨年度までの小論文の内容になりますのでご了承ください。
出題パターン1「素材からの発想」
1つの素材(例:紙コップなど)を提示し、それについて文章を書かせる問題では、受験生自身の発想力が試されています。どのような素材が提示されるのかは全くの未知数ですから、どのような素材が提示されても短時間でそこから独自の考え方を発想できる訓練をしておかなければなりません。また、その発想の中に「デザイン的」な要素が含まれていることが、とても重要です。当サイトの小論文指導では、「素材からの発想法」を含めた指導し、受験生の方に「デザイン」というものを根源的に見つめる眼を持ってもらうための指導を行い、合格への実力を養っていきます。
出題パターン2「記号・図版からの発想」
記号・図版の画像やリストを提示して鑑賞させ、それについて小論文を書くことが求められることがあります。このタイプの課題は、記号・図版に対する受験生の観察眼や思考力がダイレクトに試されています。当サイトの小論文指導では、提示された様々な要素に対して幅広い視点を持って観察と思考ができるように、受験生自身の観察眼と思考力を鍛えるためのヒントを数多く提示しながら受験生の実力を伸ばし、合格へと導いていきます。
出題パターン3「単語やテーマからの発想」
1つあるいは複数の単語やテーマを提示し、それについて文章を書かせる問題では、受験生自身の発想力が試されています。どのような単語が提示されるのかは全くの未知数ですから、どのような単語が提示されても短時間でそこから独自の考え方を発想できる訓練をしておかなければなりません。また、当サイトの小論文指導では、「単語からの発想法」を訓練し、与えられたテーマから的確な発想を導き、採点者に確実に受験生の意見を伝えることで高得点を狙うやり方を指導していきます。