
「映像特性」を感じさせる文章
映像を撮影するためには、「撮影コンセプト」が必要となってきます。映像系学科で出題される小論文では、文章を書くことによって、「映像を撮影する際のコンセプト」を感じさせるような文章が評価が高くなります。ただ単に文章を書いただけでは、高得点は狙えないのです。
常に新鮮な発想力を働かせる
映像で撮影される対象物の多くは、普段の日常の中にあるものだったりします。ありふれた物や事象でも、新鮮な発想力で捉えれば、映像を撮影した時に非常に個性的な映像ができあがります。映像系小論文では、与えられたテーマから受験生自身の新鮮な発想力を働かせ、それを文章という形で表現することが求められています。
当塾の映像系小論文対策
映像系小論文で大切なのは、受験生の書いた文章が「映像を感じさせる(読んだ時に映像がありありと頭に浮かぶ、など)」かどうかです。文章は文字で書くものですが、それを通じて、読み手の頭の中に映像を思い浮かべさせ、それによって「映像特性」を感じさせる、というのが映像系小論文対策の最終目的となります。
映像系小論文 参考作品(簡易講評つき)
出題は「与えられたモチーフ(鳥の形をした輪郭線)と『朝・昼・夕方・夜』のいずれかの時間帯を組み合わせて文章を書きなさい」です。原稿用紙3枚分。各画像をクリックすると、参考作品と簡易講評が閲覧できます。



モチーフ鑑賞タイプの課題の対策
モチーフ鑑賞タイプの小論文の場合、受験生の観察力と考察力が非常にダイレクトに文章に現れてきます。指導では、提出された作品を元にして、さらに斬新な発想をするためのきっかけを提供したり、さらに考えを深めるための様々な視点をいくつも提供し、受験生の方がさらに発想力を高めることが出来ることを目指して行きます。
テーマ考察タイプの課題の対策
テーマ考察タイプの課題の場合、知識の量が物を言う場合も少なくありません。与えられるテーマは抽象的なイメージのことが多く、具体的な発想をするのに、自分自身の体験やそれまでに覚えてきた知識が必要不可欠になるからです。指導では、講評中に発想のきっかけとなりそうな様々な知識を豊富なデータを元にして提供しています。
文章読解タイプの課題の対策
映像についての文章を読ませる課題では、与えられた文章から発想して、受験生自身の映像表現に対する考え方をわかりやすく文章化することが求められています。指導では、様々なタイプの文章を課題として提供することにより、どのような分野の文章が出題されても対応できるように受験生を促して行きます。
作品鑑賞タイプの課題の対策
映像作品(映画や写真)を鑑賞する課題では、受験生自身の「鑑賞者としての視点」の深さが求められてきます。指導では、様々な映像作品や写真を課題として出題します。講評を繰り返し受けていれば、自然と「作品を鑑賞するポイント」「与えられた作品から発想して自分自身の表現に結びつける方法」を身につけることができます。