名前の通り、日本の伝統的な絵画表現である「岩絵具」「筆」「墨」などを使用した日本画を研究する専攻です。伝統的な素材や技法を習得するだけでなく、自由な創造性による絵画表現のできる人材の育成を目指しています。
いわゆるファインアート系の学科の中でも、日本画は一定の人気を誇っています。昔は「美術」というと「油絵」のイメージでしたが、現代ではアニメーションなどがより身近になり、質感的に日本画の方が「美術」としてイメージしやすいのが、そのひとつの理由になっているような気がします。
日本の美術の歴史を学ぶとよくわかることですが、昔から日本人はいわゆる「アニメ絵」のような表現をどんどん生み出し、そのような表現が好まれてきていました。現台においてもその延長線上として、「アニメ絵」に近い表現である「日本画」に興味を持つ受験生が多いのではないでしょうか。
日本画といっても、受験する際には透明水彩絵具による水彩画が専門実技として出題されているので、「岩絵具」や「墨」を使用した描画を学習する必要はありません。
なお、日本画学科は昔からずっと、英語と国語の実力の高い受験生しか合格できていないという傾向があります。ただ単に実技の対策をするだけでなく、しっかりと英語と国語の対策も行い、より確実に合格しやすい状態を目指すことが必要となってきます。
学べる内容
日本画 / 水墨画 / デッサン etc