「工芸」といってもかなり幅広く、様々なカテゴリーが含まれているのですが、多摩美術大学の工芸学科は、「陶」「ガラス」「金属」の3つのカテゴリーを研究する学科となっています。
1年生のうちは「陶」「ガラス」「金属」の3つのカテゴリーの基本制作プロセスを学んで造形力を養いますが、2年生以降は「陶」「ガラス」「金属」のうちいずれかを選択して、加工技術や道具の使い方、機械の操作方法などを学び、3・4年生で自由に自由に発想して造形するための造形力や表現力を磨いていきます。
「就職」に結びつきにくいイメージがあるせいか、工芸分野に特化した志望先を選択する美大受験生は減りつつあります。以前、多摩美術大学は、自己推薦入試の募集枠を彫刻学科と工芸学科に絞り込んでいましたが、このような状況を踏まえた上で「本気で工芸分野を研究したい受験生」を別の入試形式で早めに合格させるという特別な機会を与えていたのだと考えられます。
他の美大予備校では、推薦入試での受験することに対して非常に消極的になっています。しかし、工芸分野を目指す受験生は、多摩美術大学の自己推薦入試は受験してみる価値はあります。当塾では、推薦入試も積極的に対策するのが方針ですので、ぜひお問い合わせください。
例え不人気科であったとしても、工芸がなくなってしまう、ということはありません。世界的に見ても、デザインを国が保護したり評価するということは稀ですが、工芸は国から保護され評価される対象にもなっています。安易に人気科を受験する受験生よりも、不人気科であっても本気で受験する受験生を、多摩美術大学はしっかりと評価し、認めてくれるはずです。
学べる内容
陶芸 / ガラス / 彫金 / 鋳金 / 鍛金 / ジュエリー / etc