合格実績
多摩美術大学 環境デザイン学科 推薦入試 現役生
この受験生は、「多摩美術大学 環境デザイン学科」に推薦入試で合格しました。地方在住だったこともあり、全ての授業をスカイプで実施し、デッサン・立体造形・出願書類・面接と受験に関わる全ての対策を総合的に行いました。
当塾で受験対策を始めたのは、夏休み終了間際になってから。割と遅い時期からの受験対策開始でした。しかも、全くの初心者。地元の画塾でデッサンはやっていたものの、絵画系の方法論しか教わっておらず、デザイン系デッサンの実力はかなりレベルが低い方でした。
地方の画塾によくあることなのですが、油絵など絵画系の先生が片手間にデザイン系の受験も受け持ってしまっていることがあります。しかし、デザイン系のデッサンは絵画系とは重視する部分が全く異なり、受験対策としては逆に害になってしまうケースがよくあります。
この受験生も、そういうケース。デザイン系の受験では緻密で正確に形を取る能力を求められるデッサン指導が重要であること、画塾で制作した作品はそういう方針で受験対策をしていないのが明らかであることを無料体験授業で伝えると、かなり衝撃を受けていました。
特筆すべきは、決断力の速さでした。無料体験授業受講後、当塾の理論と論拠に基づいた講評内容と受験アドバイスを高く評価していただき、1時間後にすぐに申し込みがありました。「決断力の速さ」は様々な書物でも言われているように、確かに「成功の法則」です。
そこから、ほぼ毎週2回のペースでの受験対策が始まりました。出願時期も迫っている時期でした。デザイン系デッサンの対策に加え、立体造形の対策、そして、すぐに提出しなければならない出願書類の内容の添削・推敲を急ピッチで行う必要がありました。
本格的に受験対策を始めると、建築に対する情熱の高さや知識の多さで他の受験生よりもかなり群を抜いていることが判明しました。軽い気持ちで建築系学科を受験する受験生が多い中で、何としても合格させてあげたい、そんな風に思わせる受験生でした。
立体造形もデッサンも、受験対策を始めた頃はかなりレベルが低かったですが、本人の情熱と努力する積極的な姿勢がプラスに働き、毎回着実に実力を伸ばしていきました。2ヶ月という短い間にデザイン系美大受験生としての水準レベル程度にに達することができたのです。
最初は自信がなかったようですが、授業中に建築知識に対する情熱の高さや着実な努力への姿勢などは、積極的に評価し、モチベーションもずいぶん変わってきたように思います。結果は、見事合格!単願受験で第一志望にしっかりと合格することができたのです。